LCCM認定の為に
LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅の認定を自宅で取得するために東京に来ています。
行きは高速バスでの移動でした。
運賃は格安なのと到着が朝6時位なので到着したら安心お宿(カプセルホテル)で三時間お風呂に入って仮眠してから約束の場所に向かうのが遅刻の心配が無く安心なので東京出張の際は行きは良く利用します。
しかしまともに眠れたことはありません、、。
帰りもバスでと思いましたが今回は新幹線で帰ります。
乗り物で移動している時は現場や家でのやらなければいけないプレッシャーから解放されて幸せです✨
今回は自宅の設計をお願いしているアークライフ高本氏に同席頂いて四谷にあるイエタスさんの事務所での打ち合わせでした。
LCCMの認定は思ったよりもボリュームがあり到底私が独りで自宅をやりながら出来るようなものでは無いことがわかりました。
まず、長期優良住宅の認定を取りその後ベルスの五つ星それからCASBEEの評価の五つ星(これがかなりのボリュームで驚いた!)それからやっとLCCMでそれからお世話になっているゼッチ協会さんの審査を経て初めて認められるのです。
でもゼッチ協会さんにご紹介頂いたイエタスさんのご指導で何とか今年中には実績を作る事が出来そうです!
自宅に関しては一般的な住宅とは違い高低差や断熱の仕様や仕上げ材も様々で生活それぞれ根気がいる作業となりそうです。
しかし作業を分担して何とか予定通りに進めなければと気合いが入ります!
最後は気合いです(笑)
打ち合わせの後は高本さんとアルヴァアアルト展に行きました。
今の私が見ても自宅と重なる部分はないか採用出来る部分は無いだろうか?
と言う事しか思いません😁
高本さんとのお話では前回の勉強会からの流れを踏まえて施行者と設計者が一枚岩になって住まい手の為に知識と技術を提供しあえるような関係をきずけています。
北海道の大先輩からも誰の為にやっているのかを忘れないように気にかけて頂いています。
実際の所本州の建築屋の多くは北海道の建築に関わる人達と比べると遅れているのは技術だけでは無いと私は思います。
もちろん私がその最たる者でもあります。
腕の良い人は道具を選びません。
高いテープやサッシを使えば良いと言うものでは無いのです。
精度を落とさずコストも下げる努力を北海道の人達は惜しむ事無く追求してあの環境にも関わらずヒートショックで亡くなる方など沖縄に並ぶくらいでヒートショックの被害は無いに等しいのです。
その北海道に学ぶのは誰にでもわかるBISの教本のような物は当然ですが大きな目標を捉えてそこにプライドを持つと言う考えでもあるのです。
僕は大工です。
その大工が技術を安売りしてハウスメーカーや安売りを強要するお客さんに追従していくとどうなるか?
北欧やヨーロッパでも大型パネルでプラモデル化して家を建てその結果職人は無用となり家は組み立て屋が造るようになり、職人文化は衰退するか滅亡していっているそうです。
わが国も同じです。
プレカットが普及して墨付けや刻みが無くなり次はパネルに断熱材を仕込み工期を短縮したならばそのぶん大工は断熱や気密を守る役割を持つべきです。
間違っても断熱屋さんや気密屋さんに仕事を渡してはいけないんです。
建物の要は大工がやる。
設計屋さんに言われなくてもここはわしが守るんだよ!という気概と誇りを渡しては未来は無くなりやがて文化も無くなります。
地域の祭りや催しも工務店が応援するような地域の方が大手のハウスメーカーやリフォーム会社ばかりになるより地域は良いと考えます。
殺風景なサイディングやらガルバの家より焼き杉や景観を活かしたデザインの家がふえたほうがよいのです。
そこを譲らないためにも私は頑張ります。
その為の一つのステップとしてLCCMの認定があります。
クリスマスまでには完成させるぞーー!