ロシアから来た凄い奴!
住宅における熱損失と言えば通常の住宅では50%ん上回る熱が窓からと言うことはご存知の方は多いのでは無いでしょうか?
そういう理由から高性能な住宅を目指す工務店は窓に着目していきます。
実証無くして証明はできないという事で早速採用する事にしたのがロシアサハリンスクのサッシメーカーのカルビーの樹脂サッシでした。
このサッシの一番の特徴は取り付け方法が内付けで現在日本のメーカーの殆ど全てが採用している半外付けと言うサッシのヘリが無いことです。
ヘリが無いことで後々サッシだけを交換出来るメリットもありがたいですが取り付け方法としてガラスを一旦取り外して枠の内側からビスで固定するのですがサッシの外周にイルモドという名称の取り付け後に膨張して密着する部材を取り付けてビスで固定します。
外側だけではなく色も48通りをラミネートで選べてその性能やデザインは国内のメーカーの物との比較ですが間違いなくトップクラスです。
気になる価格ですが今回YKKの330と比較して札幌からの運送費(カルビーの技術の方が二人で指導を兼ねて運んでくれた)とイルモドという部材の部分を除いては330とほぼ同額での提供として頂きました。(サプライヤーの天野さんとカルビーさんに感謝します)n
これは今後私のお客様がこれを採用したいと言う方が増えれば差額も解消出来るようにお願いしていけると期待しています。
現在樹脂サッシでは最高レベルの物を低価格で提供して頂けるとすれば耐震と断熱が当たり前になるのも遠くはないと思います。
デザインも性能も価格でも凄い物を見つけることが出来て最近の疲れが吹っ飛ぶような1日となりました。
白いサッシのふちの周りに黒いのが見えるのが取付後に膨張して気密と防水を完璧にするための「イルモド」という部材です。
これを採用した目的は断熱気密を特別のものだという認識と意識すらしていない人に知ってもらい電気や水道と同じようなインフラ化したいからなんです。
高額なドイツ製のサッシやテープも悪くは無いですが本当に、本当に、必要かどうかも我々が見定めていく必要があると思うのです。